絵本は赤ちゃんから大人まで誰でも気軽に楽しめます。お腹にいる赤ちゃんにもお母さんが読むことで、いい影響を与えます。親子で気軽に楽しみませんか?
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喜怒哀楽の感情が豊かになる
絵本を読み聞かせてもらうなかで、子供はは登場人物になりきり、想像の世界を冒険できます。
登場人物の感じた喜びや楽しさ、満足感、そしてときには悲しみや悔しさ、怒りなどを体験し、感情を豊かに育てられるでしょう。また人の痛みや喜びを分かち合う共感性も育まれます。
■心が落ち着く
読み聞かせは、まだ言葉のわからない小さな子供にもメリットがあります。お母さんの声は子供にとって落ち着きを感じられるものです。読み聞かせによって子供がリラックスし、スムーズに寝つけるなどの効果が期待できます。
■言葉の勉強になるく
読み聞かせをすることで、子供が絵本の言葉を耳からインプットし、身につけられます。また耳から聞いたものを頭の中でイメージする想像力も育まれるでしょう。
■知識を身につけられる
絵本は子供にとって知識の宝庫です。特に科学絵本やトレーニング絵本からは学ぶことも多いでしょう。また昔話からは先人の知恵を学べます。
さらに幼少期の読み聞かせ体験が、小中学校以降の学力向上につながるという研究もあります。
早い人は胎教として、妊娠中期(5~7カ月頃)から読み聞かせを始めるといいます。赤ちゃんに言葉はわかりませんが、お母さんの声と日本語のリズムに気持ちが落ち着くようです。 実際に子供が絵本に興味を持ち始める時期はさまざまです。しかし、興味をもってから絵本を購入するのではなく、先に絵本を準備しておいて、子供が興味をもつ機会をつくってあげましょう。しかし、読み聞かせを始めるのが遅くても焦ることはありません。何歳から始めても、何歳まででも、大人になっても読むとリラックス効果があり、良い影響があります。 なお、子供が文字を読めるようになったら、読み聞かせを終わらせて自分で読ませた方がいいかもしれない、と考えるかもしれません。とはいえ、たとえ自分で字が読めても、耳で聞くのはまた違った体験です。お子さまが「読んで」と言ってくるうちはぜひ読んであげましょう。 親子のコミュニケーションにもなりますし、ときには大人が聞き手にまわるなど、お子さまと読み合いをするのもよいでしょう。そして、「すごい! 上手に読めたね!」など、そんな子供の姿をたくさんほめてあげることも大切です。